<No.1> 1月4日、歌舞伎座「寿 初春大歌舞伎」夜の部をみてまいりました。 お目当ては吉さまの「文七元結」。以前にみた菊五郎さんの長兵衛に大笑いしたうえに、吉さま、長兵衛やるの十数年ぶり じゃなぁーい。幕があいて暗闇から吉さまの声...そしていきなり生足ばーん!い列ド真中のわたしには刺激強すぎ〜。 (ってうれしそう)はっ!気を取りなおして、と。2002年も吉さまのお声は耳にうれしい。セリフまわしもステキ。角海老での お久とのやり取りでは思わずホロっとしてしまいましたわ。さあ、「鬼平」のビデオをみましょ。 |
<No.2> 1月9日、日本橋・三越に「櫛かんざし展」を見に行きました。 今日は白くまと一緒。結構、混んでいて、一列に並んで順番にみていく状態。と、ガラスケースのかんざしをみているわたしの 目の前にぬぅ〜っと、人の頭が。ギョッとして「あらま」(ギョッとしたわりにのんきな言葉。)と言うと、後ろに並んでいたご婦人が 夢中になって横から顔だしてたのね。しかし、もうちょっとでわたしの顔にご婦人の頭がゴッツンこ。そんなことがたびたびあり 白くま→わたし→ご婦人の順を、わたし→白くまに交換。しばらくして後ろにいる白くまに話しかけようとして振り向くと、例のご婦 人が今度は白くまの背中にびとーっとくっついてました。 思わず「ちょいと、あたしの亭主に何するんだい!」って言ってみる か〜?と思ったけど、白くまに「やめなさい」といわれました。ま、わたしも夢中だとどうなってるかわからないし、気をつけないと と、思ったのでした。 そう、そう、会場の最後のほうに玉三郎さんが新派の「日本橋」で着たお衣装が数点展示されていて、玉さまの美しい姿を思い 出して、しばしうっとり... |
<No.3> 1月13日、歌舞伎座「寿 初春大歌舞伎」昼の部をみてまいりました。 夜の部ではドキドキさせていただきましたけど、今度は泣かせてもらうわよ、吉さま〜、ってんでハンカチ一枚多く持って、 いざ歌舞伎座へ。 「鞘當」いや〜、梅玉さん、久しぶりだわ〜。相変わらず色男が似合いますわねぇ、なんて右を向いてたらお隣りの席の方は 不破目当てだったのか、ずっと左を向いてる。名古屋山三と不破が花道にいる間、お隣りさんと向き合っていましたわ。はず かしい...(えっ?) ふたつめは「連獅子」あら、やだ。わたしって連獅子みるの久しぶり。ひょっとして勘三郎・勘九郎親子以来?(はっ!年がば れる?)さあ、お目当ての「吉野川」。白髪頭でも吉さまカッコイイです〜。貫禄があってス・テ・キ。しかし、この話しって桃の 節句の時よね。正月に入ったらテレビで雛人形のCMがたくさん流れてるんで自分自身、季節感がなくなってるわ。(年のせ いぢゃないよ)着物で行ったんですけどね、正月っぽく行くか、吉野川&さくら川つーことで桜柄の着物にするか迷って結局、 中途半端な柄になっちまっただよ。ううう...やっぱ、わたしに判断力はないのだった。 |
<No.4> 物を捨てられない、片付けヘタなわたしは引出しの一部を「歌舞伎の引き出し」としてとりあえずなんでもつっこむ。 引出しがそろそろいっぱいか、というところで一気に中身の整理をするんですわ。 と、いうわけで、整理した時に何気なく整理済みファイルをみておりました。 おお、こんなものが!というものがでてくる、でてくる...いろいろ.... その中のひとつ。「スペシャル企画・鬼平参上」。 以前、勤めていた会社で「江戸の音色に親しむ会」という企画があり、中村吉右衛門丈を迎えて「歌舞伎芸談」なる催しが ありました。もう、十年位前の話し(遠い目)... 場所は都内のレストランで、たしか定員が40〜50人位だったかな。そこへ「天下の鬼平」の参上!もちろん申し込み多数 で抽選です。しか〜し、わたしの日ごろの行いを神様が見ていらしたのか、見事に当た〜り〜! 場所が場所だけに吉さまと客席の距離はものすごーく近い。もう、思わずコンタクトレンズが落ちそうになる位、目を見開き 吉さまにみとれ、お話に聞き惚れ...。吉さまのお話が終わったら何人かに分かれて吉さまと記念撮影。きゃー!(#^^#) もちろん、気合で吉さまのお隣をゲット!撮影のあと、色紙にサインをいただき、握手〜。きゃー!(#^^#) ああ、思い出すわ。。。(うっとり...) |
<No.5> ビデオテープの整理してたです。宝塚のテープで「カステル・ミラージュ」と言いながらラベルには「カステラ・ミラージュ」と 書いてるんだな、これが。他にも「クロニクル」を「クロニコル」...黒に凝ってどうする!ニコルの黒い服かい!とかわけの わからないツッコミを自分で入れてましたわ。やばいです。「年」という波がざっぷ〜んと寄せてきている... |
<No.6> 宝塚は昔から好きでしたねぇ。昭和の「ベルばら」の頃、雑誌の記事を切り抜き、オスカルと同じ真っ白なブーツを親にねだり.. でも、生の舞台は行ったことがない、未知の世界。 まわりにヅカファンがいなくて、「気が小さい」わたしはとてもひとりで劇場に行くことができなかったのよ〜。(ほんとよ〜) それが会社にヅカファンが入ってきて、それもわたしが引き継ぎ係。年の功と、会社の先輩というつよ〜い背景を盾にとり、 「一度でいいから連れて行って〜」となかば脅迫して連れて行ってもらったのが昨年の雪組公演「猛き黄金の国」。 そのときは宝塚のチケットをとることがこんなにも大変なこととは知らず、今になって反省してますです。(無理言ってごめんね、 onちゃん) |
<NO.7> 宝塚のお茶会に行ってきました。 宝塚のお茶会。どんなことをするのか興味津々で一度は行ってみたい!と思ってたことが遂に現実に。 このわたしの夢をまたもや叶えてくれたのは、わたしにとっては希望の女神onちゃんでございます。行きたい!行きたい!行き たい!行きたい!・・・とのわたしの執拗なまでのお願いを覚えていてくれたonちゃんが2月11日をもって退団される雪組娘役 トップ「月影瞳さん」のお茶会に連れて行ってくれたのでしたー。もう、うれしくて、うれしくて、30分以上前に待ち合わせ場所に 着いちゃったりして、ウキウキ〜。 さてお茶会のほうは、グンちゃん入場前に同期の天希かおりさんと風早優さんが変装して客席内に潜み、グンちゃんを驚かす という趣向。グンちゃん入場、着席すると変装した同期の二人がカメラとビデオを持って立ちあがり、撮りまくる。 司会者が「申し訳ございません。写真、ビデオの撮影はご遠慮願います。お客様、ご着席ください。」と何度も注意をします。 グンちゃんはしばらくニコニコと様子を伺っていましたが、気が着いたときは「あー!」と大声あげて、大爆笑。 天希さんはストレートのロングヘアのカツラをかぶり、風早さんは茶髪のカールしたカツラに帽子。特に風早さん、カツラが似合 っちゃって。お二人が壇上にあがって少しお話しをして記念撮影をして退場。そしてゲストのかしげちゃんが登場、と、天希さんが かぶっていたカツラ姿ででてきて、またもや会場は大爆笑。それもかしげちゃん、おでこが広いので前髪がまゆぜんもいいとこ で、自分でも「おでこが」と気にしながらもそのまま記念撮影。そして、すがた香さん、愛田芽久さんも次々、カツラをかぶって の登場に場内はしばし大爆笑の渦に。その後は現在公演中の「愛燃える」「ローズガーデン」のお話や、質問コーナー、抽選 会などなど...盛況のうちに散会。 そしてわたしは、初めての参加のくせにじゃんけん大会に勝ち残り、賞品をゲットしてしまったのだったー!うれしー! |
<NO.8> グンちゃんのお茶会といえば。 わたしって宝くじとか、ガラガラ(っていえばわかるよねぇ)って当ったことがないんですけどね。後援会の集まりとかの賞品は 結構、ゲットしてるんですよ。ただ、今まで当ったのはアントニオ猪木さんをもじった芳香剤の「アントニオ・ヒノキ」とかIWGP チャンピオンベルトの形をしたバックルとか、賞品を貰うときに必ず大爆笑されるものばかりなんだな、これが。 だから今回のお茶会は初めてまわりのみなさんから「いいわね〜」という視線のなかでいただいた賞品なのよぉ。うふふふふ〜 |
<No.9> 2月大歌舞伎「通し狂言・菅原伝授手習鑑」を見てきました。 1日でまさに「通し」で見ることになったのでできるだけ楽に、と昼・夜とも桟敷で。 昼の部で圧巻はやはり仁左衛門さんの菅丞相。知性と気品に溢れ、とにかく美しい。「筆法伝授」でその崇高な姿に源蔵が ひれ伏すという気持ちがとてもよくわかる。特に「道明寺」での最後、花道での涙に濡れた横顔は神々しいまでに美しかった。 園生の前の雀右衛門さん。あの存在感はさすが。実は昨年12月。某ホテルで偶然、素顔の京屋さんに遭遇! 友人とホテルのロビーで待ち合わせしていたところ、前からどうも見たことある方が...雀右衛門さんだー! 雀右衛門さんも待ち合わせだったようで入り口からまっすぐロビーへきてお相手を探している様子。すぐに入り口の方から 声がして「いや、いやどうも..」と話しながら行ってしまわれました。ラフな服装で、スタスタと歩く姿はとても若々しい。 素顔の京屋さんは背などわたしと変わらないくらい小柄な方。当たり前のことながら改めて舞台での大きさを感じましたよ。 夜の部は「車引」「賀の祝」「寺子屋」。 1月の松竹座に行かなかったので團十郎さんは12月以来。「成田屋ぎれ」になりかかっていたので、梅王丸ででてきた時、 なんだかとってもウレシクなってしまいました。やっぱ成田屋はでっかいわ〜。なんか気持ちがどーんと大きくなるのよね〜。 舞台はそれぞれハマリ役だったので普通にみておりましたが、玉三郎さんの衣装に目がいく、いく。 わたしは衣装も楽しみで見に行く方なのでとてもうれしい。 もちろん最後は吉さまの「笑いましたか...」で、どぁーっと泣かされて帰ったのであった。 |
<No.10> 「成田屋ぎれ」と書きましたが、それについて。 当代の團十郎さんが海老蔵時代から「成田屋は苦手」と公言していたわたし。 そのくせ「花道は炎のごとく」も12時間ドラマの「炎の奉行・大岡越前」も、その他いろいろ、欠かさずみていたわたし。 (それも12時間ドラマもビデオとかじゃなくリアルタイムで...)なぜか? その頃のわたしは吉さまに孝・玉コンビに映画にコンサート...スケジュールも財布の中身もいっぱいいっぱい...。 そう、ハマリだすと歯止めが効かないタチのわたしは、この上、成田屋にハマっては体力も財布のヒモもどこかにいってしまうは 必定...そこで無理やり「成田屋は苦手」と自己暗示。(ああ、暗い性格...) でもねぇ、実際にはドラマがあるといえば気になるし、舞台も気になるし...。いっしょに観劇している友人の「ほんとは成田屋 さん、好きなんじゃない?」の言葉に「実はそうらしい」と頷いたのが数年前。(長かったぜぃ...遠くを見る目...) 実際、自分で認めてみると、ひと月、成田屋の舞台を見ないとさみしーぃ。といっても成田屋が毎月、歌舞伎座にでるわけでは なし。ここ数年は白くまに頼んで御園座とやらに年に一回は遠征させてもらってます。白くま様、ありがとう。 しかし今だから月に1〜2回の観劇ですんでるけど、若かりし頃に「成田屋好き」を自認していたら..考えるだけでおそろしや〜 |